【今日の一枚】せんだいメディアテーク

「目には青葉」の季節になってきた仙台。


中心地からやや外れにある図書館・美術館などの複合施設「せんだいメディアテーク」は、青葉おいしげる街路樹の中に突如あわられる。交差するチューブの柱とそれを意識的に見せる床と壁の構造はモダンであり、外装のガラス面は空の青と木々の緑を反射し都市に調和した美しい施設です。
2001年のグッドデザイン賞、2003年の日本建築学会作品賞などデザイン・建築系の各賞を受賞。


<せんだいメディアテーク 基本情報>
ホームページ:https://www.smt.jp
住所  :宮城県仙台市青葉区春日町2-1
電話番号:022-713-3171
開館時間:9:00-22:00
※仙台市民図書館・映像音響ライブラリーは9:00-20:00まで (土曜・日曜・休日は18:00まで)
閉館日 :保守点検日(1月から11月までの第4木曜日)、年末年始、その他
※仙台市民図書館・映像音響ライブラリーは月曜(休日を除く)、休日の翌日、保守点検日(1月から11月までの第4木曜日、 ただし休日に当たるときは開館しその翌日が休館)、年末年始、特別整理期間

【今日の一枚】京都御苑 森の文庫(再訪)

9月を間近にして御所の森も夏モードはピークといったところでしょうか。
森の文庫は今日もオープンはしていましたが周りに人の姿はなく、近くのバードウォッチングスポットも珍しく人がいませんでした。

尚、文庫の蔵書は修繕中との表示がありました。そのため心なしか以前より蔵書が少なかったように思います。野晒しなので修繕はマストなのでしょうね。

【今日の一枚】HummingBird Bookshelf 四条烏丸店(番外編)

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書店、ではなく本棚専門店として暮らしの形を提案する「HummingBird Bookshelf」が京都に二号店として四条烏丸店をオープンさせました。

この四条烏丸店では「親⼦の暮らしの中に本棚のある⾵景を作りたいという思いを軸に、選書と店舗づくりを行います」のコンセプトの下、子供向けの絵本、辞典、漫画から子育てや料理の本などが置かれており、子供たちは本棚に乗って本を自由に手に取って読むことができる空間づくりがされていました。

書店としては大きくはないですが、新しい暮らしの形のヒントを得ることができるかもできません。


(追記)HummingBird Bookshelf 四条烏丸店は、2020 年 3 月 29 日(日)にて閉店いたしました。商品の購入や、購入した商品のアフターサービスは、本社所在の東京にて行うとのことです。


<基本情報>
H P   :http://www.hummingbird-bookshelf.net
住所  :京都府京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町101 LAQUE四条烏丸2F
電話番号:075-746-5666
開館時間:10:30 ~ 20:30
閉館日 :元旦
バリアフリー(施設):多目的トイレ、エレベーター、エスカレーター

【今日の一枚】京都芸術センター(再訪)

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今日の一枚は「京都芸術センター」です。

前回は企画展「ケソン工業団地」のメイン会場となっていましたが、今回はTRA-TRAVEL「ポストLCC時代の  」企画展開場となってされていました。
前回は利用されていなかったギャラリー北も使われていたほか、北館の階段下などになる空間も利用されており「ここも使えるのか」と新たな発見がありました。写真は映写空間として利用されたいた北館階段下のスペース(元々は手洗い場)で上映されるPrapat Jiwarangsan(プラパット・ジワランサン)氏の「Destination Nowhere」。

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北ギャラリーは講堂に次ぐ大きさの空間でありこれらでもプロジェクター三台による映写が行われていました。こちらの上映作品はYu-Hsin Su(ス・ユシン)氏の「Water Sleep II Akaike river under Xizang Road」。

TRA-TRAVEL「ポストLCC時代の  」は2月16日までの開催です。2月6日〜9日までは和室「明倫」でもYu-Hsin Su氏の「water sleep Ⅱ Akaike river under Xizang Road」が上映されるとのことです。大空間での上映とはまた違った上映を体験できることでしょう。

「秋の古本まつり」(京都市)に行ってきました

京都古書研究会が主催する、知恩院での「秋の古本まつり」に行ってきました。

「秋の古本まつり」は京都大学北側の知恩院の境内で毎年開催されており、今回で43回を迎え、下鴨神社での納涼古本まつりと並んで秋の風物詩として定着しています。

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山門や境内の修復工事が行われていることもあり、今回は下鴨神社での夏の納涼古本まつりと比べてみるとややこじんまりとした雰囲気でしたが、初日には常の通り古本供養が行われ、外国人観光客も多く訪れていたことからも活況でした。

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古本市の様子、後ろが知恩院の本殿

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今回も多くの古本が出品されており、購買意欲をかき立てられました。

京都古書研究会は次回、文化博物館での「文博ろうじの古本まつり」が12月に開催します。

「京都芸術センター」を訪問してきました

京都市中心部の四条烏丸にある「京都芸術センター」を訪問してきました。

京都芸術センターは旧明倫小学校(1997年(平成7年)までは高倉西小学校)の建物をそのまま整備・活用した施設で2000年(平成9年)にオープンしました。「芸術センター」という施設名の通り、教室は製作室や展示室として、講堂や大広間はその大きさを活かした多様な芸術表現の場として設けられています。

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正面入口(奥手がセンターのエントランス)

烏丸通から一本入った室町通沿いにエントランスはあります。クリーム色の外壁にオレンジの屋根瓦、曲線を多用した窓からなるファサードは異国情緒を感じさせませす。
写真正面がビジターのエントランスになっており、左手の二階建ての建物の一階が事務局やチケットセンター、二階が講堂・大広間となっています。

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事務局棟のレリーフ

ビジターのエントランスまでの小道を歩きならでも、この建物の細部に至るまで丁寧な作りが伺えます。

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中に入ると直ぐに館内のどこで何をやっているのかが掲示されており、一目で分かるように工夫がされていました。

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エントランスのある建物が南館となり、一階には喫茶スペースとして前田珈琲が入居しており、その奥に博物館や美術館のスケジュール、企画展のチラシやポスターなどを掲示する情報コーナー、そのさらに奥に図書室があります。
図書室は芸術センターの図書室とだけあって、芸術・美術・映画・建築などの書籍が多く、1950年代からの美術手帖や、1970年代からの芸術新潮が閲覧できるようになっていました。

館内についてはGoogleのストリートビューもあるフロアガイドが分かりやすいと思われます。また館内については、図書室と特別の指定をされた展示物を除き、撮影は自由とのことでした。

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南館二階から見たグランドと北館の様子

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北館の二階から三階へのアプローチ

訪問した10月下旬現在は「京都国際舞台芸術祭2019」(10月27日まで開催)の企画展「ケソン工業団地」のメイン会場となっており、南館の一部の部屋(教室)と南館二階にある講堂、大広間を使い行われていました。

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講堂(スクリーンにはIm Heung-soon(イム・スンフン)氏の「Brothers Peak」が上映中)

講堂はその高い天井と広い空間を十分に活用して映画上映の場として使われていました。特別な音響設備は配置していないと思いますが、音の響きや跳ね返りは劇場にいるような感覚でした。

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大広間(Lee Boo-rok(イ・ブロク)氏の「Robot Cafe」が展示中)

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大広間(「Robot Cafe」の展示物の一部、ミシンの後ろに座ることもできる)

講堂の奥には大広間があります。床の間と障子のある空間に、ハングルのネオンと大量のミシンが置いてあることで異質な空間を演出しており、これもまた芸術センターの目的である多様な芸術表現の場として活かされていることを感じました。

南館四階には茶室「明倫」があり、こちらでも「KACアーティスト・イン・レジデンス・プログラム」が開催されていました。

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普段は茶室としての機能も果たすのでしょうが、今回はこちらでの企画展は「幽霊」がテーマとなっており、御簾の向こうに映し出される映像や、今はなきブラウン管テレビがちゃぶ台に置かれている光景は日本的な情緒とジャパニーズホラーの特徴が融合した印象でした。

今回は施設がフル活用されている状態ではなかったですが、芸術作品を展示する、情報を発信・収集するための箱という機能を超えて、建築物そのものが展示物の一部を構成するようにも活用ができる点で非常に特色のある施設だと思われます。
今後の展開も要注目です。


<基本情報>
H P   :https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/hibiya/
住所  :東京都千代田区日比谷公園1−4
電話番号:
(代表)       03-3502-3340
(図書総合カウンター)03-3502-3343
開館時間:
(ギャラリー・図書室・情報コーナー) 10:00 ~ 20:00
(カフェ)              10:00 ~ 21:30
(制作室・事務室)          10:00 ~ 22:00
閉館日 :年末年始(12/28-1/4)、図書室は毎月末日・特別整理期間
バリアフリー(施設):多目的トイレ、エレベーター

【今日の一枚】「京都府立京都学・歴彩館」(再訪)

今日の一枚は久々の訪問となる「京都府立京都学・歴彩館」です。

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と言っても少々変わり種で、これは閉館直前の人がいなくなったの写真です。

京都府総合資料館」当時、受験期や長期休暇の時期には多くの学生が週末も利用をしていましたが、そうでない普段の週末は自習室(開館当初から机の配置は変わっていました)も満席になることもなくゆったりと過ごすことができます。